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令和7年度‗避難訓練を実施しました

本日、富岡消防署楢葉分署の皆様のご協力のもと、今年度の避難訓練を実施いたしました。
日頃からの備えと訓練の重要性を再認識する、大変有意義な機会となりました。

バス火災を想定した実践的な訓練

今回の訓練では、実際のバス火災を想定した実践的なシナリオで行いました。
万が一の事態に備え、全員が真剣な表情で訓練に臨みました。

通報訓練:正確な情報伝達が命を救う

まず最初に行ったのが、緊急時の通報訓練です。

ドライバーから消防署へ通報する際には
●的確に状況を伝え
●指示に従うことが何より大切
です。

パニック状態でも冷静に以下の情報を伝えられるよう
繰り返し練習しました。

  • 現在地(目印となる建物や交差点名)
  • 火災の状況(炎の大きさ、煙の色など)
  • 乗客の人数
  • 負傷者の有無

消防署員の方からは、
「焦らず、ゆっくりでいいので、まず場所を正確に伝えてください」
とアドバイスをいただきました。

脱出訓練:乗客の安全が最優先

通報訓練に続いて、バスからの脱出訓練を実施しました。

火災発生時には、
乗客の安全を最優先に考えた避難誘導を行うことが大切です。

今回の訓練では、以下のポイントを重点的に学びました。

  • 非常口の位置と開け方の確認
  • 煙の中での避難誘導(低い姿勢での移動)
  • 高齢者や体の不自由な方への配慮
  • 避難後の安全な場所への誘導
  • 人数確認の重要性

実際にバスの非常口を使用しての訓練では、
普段は使わない出口の操作に戸惑う場面もありましたが
消防署員の方の丁寧な指導により
全員がスムーズに操作できるようになりました。

救命救急訓練:最新の心肺蘇生法を学ぶ

避難訓練に続いて、救命救急の実技訓練を行いました。

心肺蘇生法とAED使用訓練

心肺蘇生法の中でも、
特に重要な
●心臓マッサージと
●AED(自動体外式除細動器)の使用方法
を実践しました。

消防署員の方からは、
「時代とともに、救命救急の方法も変化していきます。
以前学んだ方法が、現在は推奨されていないこともあります」との説明があり

参加者全員が最新の方法を熱心に聞き入っていました。

今回学んだ最新の心肺蘇生法のポイント:

  • 胸骨圧迫(心臓マッサージ)の深さ:約5cm(深すぎても浅すぎてもダメ)
  • 圧迫のテンポ:1分間に100~120回
  • 人工呼吸との比率:胸骨圧迫30回に対して人工呼吸2回
  • AEDの到着を待つ間も圧迫を続けることの重要性

実際に訓練用の人形を使って一人ひとりが実践しましたが
想像以上に体力を使う作業であることを実感しました。
複数人で交代しながら行うことの重要性も学びました。

AED使用の実践

AEDの使用についても、実機を使って訓練しました。

  • 電源を入れると音声ガイドが流れること
  • パッドを貼る位置
  • 電気ショックの際は周囲の人が離れること
  • ショック後すぐに胸骨圧迫を再開すること

「AEDは誰でも使えるように設計されています。恐れずに使ってください」
という消防署員の方の言葉が印象的でした。

訓練を終えて

今回の避難訓練を通じて、日頃からの備えと訓練の重要性を改めて実感しました。

「訓練でできないことは、本番ではできません」という消防署員の方の言葉を胸に、
今後も定期的な訓練を継続し、万が一の事態に備えてまいります。

富岡消防署‗楢葉分署の皆様
本日は貴重なご指導をいただき、誠にありがとうございました。


お客様へ

当社では、お客様に安心してご利用いただけるよう、
定期的な安全訓練を実施しております。

今後とも安全運行に努めてまいりますので
どうぞご安心してご利用ください。